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鉄筋工事

なぜ鉄筋は必要なのか?
コンクリートは圧縮強度には強いのですが曲げに対する強度と引張りに対する強度が弱い特性があります。
どのくらい弱いかというと圧縮強度を1とした場合曲げ強度は1/5~1/8、引張強度は1/10~1/13と非常に弱いです。
鉄筋は曲げ、引張について非常に強い特性を持っています。
コンクリートの弱点を鉄筋が補っています。
左の図は下側にたわんでいて引張り側の力がかかっています。
下側に鉄筋を入れることでコンクリートを助けています。

鉄筋がない(少ない)とどうなるの?

日本は地震大国です。
世界で起こる大地震の2割が日本で起きていると言われています。
地震が起こると縦揺れや横揺れが発生し、それに伴って構造物も揺れます。
構造物が揺れると曲げ方向や引張方向に力がかかったりして、極端な話、構造物がポキっと折れてしまいます。(阪神淡路大震災の高速道路の下部工)
このようなことが再び起きないよう阪神淡路大地震後耐震設計が見直され、コンクリート中の鉄筋量も多くなってきました。
東日本大震災では津波などによる被害は大きかったのですが、地震によって倒壊した建物、構造物は阪神淡路大震災よりはるかに少なかったと記憶しております。
鉄筋って重要ですね!
この工事の鉄筋工事を施工したのはSIG会員の原田鉄筋株式会社です。当サイトに専用の求人ページもありますので鉄筋工事にご興味のある方はご覧ください。
今回はこのへんで、次回は型枠・コンクリート打設です!

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