株式会社橋本組
みなさんこんにちは
事務局の田村です。
先日、静岡県焼津市にあるグループ会社の橋本組に行きました。
今回は、グループ企業の橋本組について、少しご紹介したいと思います。
どんな会社?
静岡県焼津市で創業し、今年99年という老舗の建設会社です。
来年、創業100年という大きな節目を迎える企業です。
100年企業は日本にどのくらいあるかというと、約33,000社あります。
33,000社と聞くと、多いと思われますが、30年続く企業でさえ、0.021%(5000社に1社)しかいませんので、100年続く企業は本当にすごいことなんです。
本業は市原組同様、総合建設業です。その他、生コンクリートの販売や、アベイラスという蓄光材や、防滑床のアンプロップ製品の販売も行っています。
来年で100年という実績が、企業の価値、信用を高め、静岡県ではトップクラスの企業へと成長しています。
従業員も230人に増え、海外にも会社を設立し、現在5代目の橋本真典が代表を務めています。
現場紹介①
今回、現場も見させていただきましたので、紹介させていただきます。
消波ブロック製作
よく海にある消波ブロック(テトラ)を丘で制作しているところです。
なんと、1つ当たりの重量は50t
これを450個以上製作し、海の砂が侵食されている海岸沿いに投入して、海岸の浸食を防止しています。
千葉の海では台風が直撃することが少ないためここまでの大きいものは少ないですが、静岡県では台風直撃の可能性が高く、このようなブロックを用いて災害を食い止めます。
右の写真を見てください。
コンクリートミキサー車は大型車両になります。この消波ブロックがいかに大きなものかがわかると思います。
ちなみに、このコンクリートも自社工場で製造しているものです。
50tもの重量物をどのようにして運ぶのか?という疑問も出てきます。
この製作ヤードは、海に近接しているため、岸壁までは350t級の大型クレーンで運びます。
海上を船で輸送し、現場へ投入します。
船はこんな感じです。
この船は、橋本組所有の『橋本丸』です。
クレーンの吊上げ能力は280tになります。
クレーン装置の前に50mプールくらいの大きさのスペースがあり、そこに陸上で制作した消波ブロックを乗せて現場まで行き、投入します。
橋本組は、生コンの製造からブロックの製作、据付に至るまで、すべての工程を自社で行っています。
最終的に投入された突堤が右の写真です。
目の前には駿河湾が広がり、水深の深い湾でも知られています。
大きなクレーン船でも航行可能なので、自社の力を存分に発揮できました。
現場紹介②
建築の現場を紹介します。
来月完成の焼津市児童館です。
コンクリート打ちっ放しの壁にカラーを施したRC構造です。
3階建ての建物ですが各フロア天井高が高く、中2階もあるため、実質4階建ての建築物です。
内装は木をたくさん使ってあり、ぬくもりと温かみを感じる造りとなっています。
現場紹介③
次は住宅です。
橋本組は地震に強いパナソニックの『テクノストラクチャー木造工法』で住宅の建築を行っています。
19人いる1級建築士が、お客様のニーズに安心・安全・丁寧な仕事で対応します。
最後に
今回はグループ企業の橋本組を紹介させていただきました。
以前からブログで紹介させてもらっている耐震補強工事の現場は、この橋本組と市原組が共同企業体として、初めて千葉で受注した工事です。
橋本組の海上で培ってきた水上施工での高い技術力、市原組の千葉県各所で培ってきた高い技術力をもって工事を進めています。
もう少しで完成ですが、最後まで安全第一、無事故無災害で工事が終わるよう、気を引締めて頑張ります。
市原組は橋本組とともに、良いパートナーシップを築き、ともに成長していきます。
では、今回はこのへんで