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インフラメンテナンス2

インフラの老朽化?

みなさんこんにちは!事務局の田村です。
10月に入ったというのに暑い日が続いております。
コロナにおいては緊急事態宣言も解除となりましたが、マスク生活は依然と続いておりますので、季節外れの熱中症にも気をつけましょう。
10月3日午後、和歌山県で水管橋の崩落があり、インフラの老朽化を再確認いたしました。
今回は、水管橋という水道管のための橋の崩落でしたが、あのような橋が突如崩落する。これが道路橋であったらと考えると恐ろしい限りです。
原因はいろいろ考えられますが、前年に点検をしていて気づかなかったという話も出ております。
点検しても機能しないというのは、非常にまずい状況です。
今回の事例を大きな問題と考え、点検をする側の人材不足もありますが、点検技術者の早期育成が課題だと思います。
インフラについては高度成長期に大量に創られ、築50年を超すものが一気に増えてきます。
インフラ更新は急務です。
SIGもインフラ整備の担い手です。
老朽化構造物のメンテナンス技術を向上し、世の中の役に立てるよう技術を磨いてまいります。

地震による被害

10月7日深夜、千葉県北西部を震源とした最大震度5+強の地震が発生しました。
私はすでに布団の中でしたが、久しぶりに大きい地震であったため、飛び起きてTVのニュースを確認しました。
震源が千葉県北西部だったことにも驚いていますが、ここ最近、震度5以上の地震が日本のあちこちで頻発している気がします。(青森県・石川県など)
先日、『日本沈没』というドラマがスタートし、2日前の地震と重なったこともあり拝見しました。
大規模地震については、南海トラフや千葉東方沖などいつ起きてもおかしくない状況といわれており、最近の比較的規模の大きな地震とドラマ、起きてほしくないけど、備えは必要なのかなと考えさせられます。
建設業はインフラの耐震化も行います。
2日前の地震では、東京・埼玉・千葉では水道管の漏水、破損の被害が多くでました。(右は市原市の水管橋)
水道管も老朽化が進む中、更新工事を行っており、更新された管は耐震化継手を採用しているため、地震に対して強くなっています。
しかし、全国平均で耐震化率は40%程度しか進んでおらず、千葉県は60%程度(2021.2現在)と平均は超えていますがまだまだです。
株式会社市原組は、現在インフラ整備の中で橋梁や上下水道施設の耐震補強や水道管(本管・送水管)の耐震化に力を入れております。
ここで水道管の耐震継手についてご紹介します。
左の写真のように管の内側に遊び(伸縮箇所)を持たせることで地震時の揺れを吸収し、管の破壊を防ぎます。
管1本あたりの伸縮量は管長の1%と少ないですが、すべてがつながると大きな伸縮量となり震度6以上の大きな地震でも耐震継手を施工した場所の被害は報告されていません。

最後に

今回、たまたま2件で水道の被害があったため水道メインの内容になりましたが、日本は水という部分に関しては世界で数少ない水道水が飲める国です。(世界15ヵ国、アジア2ヵ国)
蛇口をひねれば飲み水が出る当たり前、毎日お風呂につかり、シャワーを浴びれる当たり前、この当たり前はインフラが健全であって初めて成り立つものです。
水管橋の崩落では1週間の断水が続き、断水した地域では生活が大変だったことと思います。地震では断水はなかったものの、漏水は時として道路の陥没を起こしたり、あらゆる災害を起こします。
日常の当たり前を維持するためにも早期耐震化が必要です。しかし、建設業は担い手不足という深刻な状況が続いています。
皆さんの力でこの国の将来を安心できるものにしませんか?
SIGはすべての人の将来が良いものになるよう応援しています。
インフラ整備にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

今回はこのへんで

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