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第4回建設・測量生産性向上展に行ってきました

第4回建設・測量生産性向上展

みなさんこんにちは!事務局の田村です。
今回は以前もご紹介いたしましたが、最新技術の展示会へ行ってきた報告をしたいと思います。
未だにコロナ禍でしたが、会場は感染症対策を十分行っていたため、安心して新しい技術や情報を収集することができました。
技術の進歩はITのおかげで加速度的に向上していると感じました。
今回も何点か紹介したいと思います。

重機の遠隔操作

左の写真は幕張メッセの会場から浦安にある重機を遠隔で操作できるコクピットです。
重機にはたくさんのカメラやセンサーがつけられており、モニターを通してオペレーターは重機の後方であったり、刃先に注意しながら操作を行います。
このような重機は、災害などで人が立ち入れない場所での作業に適しており、二次災害を防ぐとともに、要救助者の救出にも時短で対応できます。

小型マシンコントロール重機

まずはマシンコントロールとは?いかに説明したいと思います。
現場は通常、丁張(トンボ)というものを設置し、掘削深さや、掘削する位置・方向を明示して、手元作業員とオペレーターが連携して施工していきます。しかし、マシンコントロール重機を使用すると、重機内に3次元座標を入力しておくとその場所でしか刃先が動かず、丁張や手元作業員がなくても施工できるんです。
また、ブルドーザーは土砂を押して整地、仕上げ、締固めを行う重機ですが、土砂を押すための排土板を水勾配を確保しながら施工するため、排土板をこまめに調整する必要があるのですが、3次元座標(高さZ、位置XY)を入力すると、前後に重機を動かすだけで排土板が自動で仕上がりに合わせて動くので、熟練工の技が誰にでもできるようになる夢のような重機です。
写真の重機はバックホウですが、この重機の排土板はブルドーザと同じように斜めにして土砂を押すことができ1台で2役出来る優れものの上、マシンコントロール機能付きの重機であるため狭い市街地などでは重宝する重機となりそうです。

 

 

重機のアタッチメント

解体工事で活躍する重機の先端に付ける鉄筋・鉄骨カッターです。
その名も『ガジラカッター
強そうな名前ですね。
油圧ケーブルがある配管仕様の重機の先端に付けると使用でき、このようなアタッチメントはたくさんあり、様々な用途に対応しています。
バックホウベースの重機は掘ったり、すくったりするだけではなく、様々なアタッチメントにつけ変えるだけで、いろいろな可能性を創造します。
重機はすごい。

 

 

重機ばかりの話でしたが、いかがでしょうか?建設産業も新しい時代に進化してきたのかなと思います。
思えば100年前は人力で行っていた作業が、重機が発明され、機械化が標準になったものの現地でのアナログ部分が多くありました。
今後10年もすると、遠隔技術やマシンコントロール技術がもっと発展し、あらゆるモノづくりが変わってくるのかな?とも思いますが、細かな部分は人がやらなくてはなりません。
人の動きを機械が真似をするまでは、まだしばらく時間がかかると思います。
職人の技術はそれだけ繊細なんだと思います。
インフラの担い手として社会は待ってはくれません。
SIGはそんな職人や建設業で働く人たちを応援するサイトです。
ご興味のある方は是非サイトからアクセスしてください。
それでは今回はこのへんで👋

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