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陸上競技施設の改修工事

陸上のトラック

みなさんこんにちは、事務局の田村です。
今回は工事の紹介をしたいと思います。
陸上競技場のトラックの改修工事です。
経年劣化で硬くなったトラックをよみがえらせるために、既設舗装面を2㎜削り、新たにウレタン舗装を施す工事です。
㎜単位の仕事ですが施工後は見違えるほどの出来栄えになります。

競技施設の公認種別について

公認の陸上競技施設は第1種から第4種まであり、それぞれで施設の大きさや開催できる大会なども決まっています。
昨年実施された東京オリンピック会場である国立競技場はもちろん第1種公認施設になります。
第1種はレーン数が8または9レーン、障害物競走設備も必要で、観客の収容人数が15000人以上など規定が設けられています。
今回、施工している施設は第3種ですが、規定上第1種との違いは、収容人数程度で、第1種同様、1周の距離は400mで誤差+1/10,000以内((-)は認めない)と厳しい基準が設けられています。

2㎜を削る施工

今回は改修工事のため、劣化している既設のウレタン舗装を2㎜削り、新たにウレタン舗装を設ける工事です。
削る機械は左写真の特殊な機械で行い、2㎜の削り深さは機械設定すると共に、ステンレス製の2㎜厚の鉄板で細かくオペレーターが目視及び手で切削深さを確認していきます。

 

細かい部分の削り段差は、別の機械にて取除き、段差をなくし、スムーズな下地を作ります。
右の写真は削り面と削り面にできる段差を取除いているところです。
小型の機械にまたがり目視確認で段差を見ながら削り、表面を滑らかにしています。

競技場

今回、株式会社市原組では初めて第3種公認陸上施設の施工をさせていただいています。
このトラックから将来の金メダリストが輩出できるよう、一生懸命、丁寧な施工を心がけたいと思います。

今回はこのへんで

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