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水道工事

インフラメンテナンス

みなさんこんにちは、事務局の田村です。
本日は水道工事について書こうと思います。
水道と言えば先日、和歌山県で水管橋の崩落事故がありました。
原因は定期点検時の見落とし、橋を支える鋼材の腐食が原因だったようです。
完成から長期間利用され、定期点検を実施し、メンテナンスも行っていましたが、急激な腐食に気づかず崩落に至ってしまったようです。
インフラは、あって当たり前、復旧までに1週間以上かかったようですから、その水を利用している地域の方は食事については何とかなるとしても、お風呂に1週間以上入れないのはつらかったと思います。

本管布設

現在、市原組で施工しているのは水管橋ではありませんが、浄水場から直接水を運んでいる本管です。
この本管が破損すれば、何十万人の生活に影響を与え、破損個所では水柱が10m以上吹き上がり、道路は冠水し、破損個所の道路は水圧で壊れ、陥没して大騒ぎになります。
そのため、そのような事故が起こらないように予防保全という考えのもと、耐用年数を過ぎる前に水道管は入れ替える必要があります。
近年水道管の老朽化については新聞でも取り上げられるほど身近な問題となってきましたので、今回は現在施工中の水道工事について説明します。

施工

日々の施工サイクルは既設の舗装版を撤去し、新しい水道管を敷設したのち、道路を復旧するまでです。
このサイクルを朝9時に規制開始して夕方5時に道路を開放するというタイムスケジュールで実施しています。

0.45m3級バックホウ(クレーン仕様)

今回工事は管径が600㎜と一般の水道管より大きく、そのため掘削幅が広く、所定の土被り(管上までの深さ)を確保するには掘削深さも通常より深くなり、1m掘り進めるだけでもものすごい土量が発生します。しかも水道管1本は6.0mあり、最低でも作業スペースを考慮して7.0m分を掘り上げる必要があります。掘削に時間がかかっては目的である水道管の敷設をしないで埋めなくてはなりません。そこで当現場では通常街中の施工ではあまり使用しない、0.45m3級バックホウという大型の重機(機体重量約12t)を投入して施工をしています。(写真で見るとバスと変わらない大きさです)
当現場は幸いなことに、SIG会員企業の中でも優秀な重機オペレーターに来ていただいていることもあり、施工は順調に進んでいます。
水道管の接続は有資格者の作業です。
今回工事は600㎜の大口径のため、500㎜以上を施工できる大口径配管資格を取得している職人に配管作業をやってもらっています。
施工している会社はSIG会長の会社『株式会社澤田組』です。
もともと土木専門の会社ですが様々なことに挑戦し、今回工事ではついに配管工の資格を取得し、水道管の施工までできるようになりました。

SIGについて

SIGには様々な専門的知識を持った企業がいます。
今回施工している株式会社澤田組は元々とび(足場等)の会社です。
20年ほど前から土木をはじめ、様々な土木工事、舗装工事などを行ってきましたが、今回、水道工事まで自社施工で行うようになりました。
SIG内の横のつながりで土木会社が水道工事をSIG内の他社から教わり実現できました。
SIGはインフラ整備の担い手を育てる会社です。
土木といっても職種は様々で、広い業界です。
建設の仕事でこんなことがしたい、あんなことがしたいと思っている人は一度お問い合わせください。
あなたの将来がより良いものになりますよう、SIGは応援します。

 

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