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工事完了報告

民間工事が完了しました

みなさんこんにちは 事務局の田村です。
今回は民間工事が完了しましたのでその工事について書こうと思います。
工事内容は整地を行い、敷鉄板を敷設して作業ヤードを創る工事です。
工事にあたり、今回注意する点は整地の精度です。
整地面積は600㎡と一般住宅で言うと約6棟分の広さになります。
この場所は建設工事で使用する覆工板と呼ばれる、工事中でも車両や重機などが通過できるようにするための部材で工事には欠かせない製品を製作するヤードです。
覆工板を製作するのは溶接工の方々です。
溶接は面をつけて作業を行うため、足元の確認がしずらく、段差があると転倒などの危険があります。そのため、いかに段差なく、平たんにできるかが、重要になります。
施主の目的を理解し、安全に配慮した施工ヤードを提供できるよう、今回の現場は行いました。

整地作業

機材撤去後の着工前現場

当初は機材も多く、目測で土の搬出はないだろうと思っていましたが、実際資材がなくなった現場を見ると逆に整地するのに土砂が足りないことが判明しました。
これでは精度の良い整地が難しいと判断し、盛土を行うことにしました。
幸い、近くに再生砕石の工場もあったため、すぐに段取り替えを行い、砕石を調達して整地を行うことができました。

 

 

施工状況

砕石の敷き均しはブルドーザ、締固めは4tコンバインドローラにて実施しました。
平たん性を確保するためには回転レベルと呼ばれるレーザーを水平に照射する機材を使用し、平たん性の管理を行うことで十分な精度を確保することができました。

 

 

敷鉄板の敷設

整地完了後、敷鉄板を基準となる角より敷設します。
鉄板はコーティング加工されたものです。
(これは施主が、溶接作業をする作業員の為にされた工夫で、真夏で鉄板の上で作業する場合の温度上昇を緩和するための対策です。作業者の健康を考え、対策を実施してくれる素晴らしい会社だと思います。)

溶接状況

敷鉄板は片側から順次敷設し、ところどころ溶接を行い、仮固定していくことで鉄板のズレを防止し、段差を解消しました。
溶接はコーティング箇所が剥がれないように気をつけながら施工し、鉄板が反っている個所では、バックホウで鉄板を抑えながら溶接することで段差を解消させるようにしました。

 

 

再施工による平たん性確保

敷鉄板を敷くためにバックホウが通過した箇所は、再度整地、転圧を実施して平たん性を回復させたのちに敷鉄板を敷設しました。
手間を惜しまず、丁寧な仕事を実施することで、品質の良いものができます。
今回工事を実施したのは、SIG協力会員の大研商事さんです。
大型ダンプから重機まで所有し、熟練の重機オペレーターと機敏な動きの職人で施工を行ってくれました。
変更への対応と丁寧な施工ありがとうございました。

工事の完了

 

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