高校生の時、就職するという事に対して特に考えていなかった僕は外で体を動かす仕事がしたくて大工の専門学校へ行き、大工を目指し1度就職しました。
しかし自分が思っていた以上に厳しい世界でこれ以上は自分には続けて行けないと思い挫折しました。
それでも現場で働きたいという気持ちがあったので、知り合いを通じて澤田組を紹介してもらい当時現役バリバリの社長と面接をして、明日から来い！と即答で言ってもらったのが僕の土木業界の第一歩でした。
現場でただ体を動かす体力勝負の世界だと思い込んでいた僕は、働いていくうちにこの業界の奥の深さに気付き始めました。
物を作る過程にあるたくさんの事、一人ではなく皆で作り上げて行く事、体だけではなく頭を使うと言う事等働いてみたら自分の思っていた業界とは全く違うばかりでした。
それでも最初の1 、 2年は覚える事に必死で先輩の手元として走り回りながら仕事を教えてもらい、それが一人で出来るようになり段々とやりがいを感じてきました。
厳しい世界ではありますが、それ以上に楽しみや充実感のある仕事だと思いました。
この仕事を始めて自分たちの作り上げたものが人の役に立って皆が喜んでくれるのを見て本当にやっていて良かった、やりがい・達成感の味わえる業界だと思いました。
社長・先輩方からは仕事はもちろんですが社会でのルールやマナー等、分からない事も教えていただき一社会人として恥ずかしくないように育ててもらいました。
どの業界でも壁にぶつかる時はあります。
その壁を超えるには努カ ・経験・忍耐が必要だと思います。
僕も一人でどうしようもない時には周りの人に頼って、どうにかその壁を乗り越えてここまで来ました。
その過程での成功 ・失敗した経験が、今自分の中に財産として残っています。
この仕事で多くの人達と出会って、助けられて今の自分があるので今後も人との繋がりを大切にして行こうと思います。